アジア太平洋地域の主要不動産市場は、コロナの懸念が徐々に収まる中、主にオ フィス及び産業用部門の需要を受けて回復基調が続いており、景況感と全般的な 経済見通しの改善に貢献している
2022年4月27 日、Asia Pacific Market Snapshot Q1 2022(2022年第1四半期のアジアマーケットスナップショット)レポートを発表しました。
アジア太平洋地域の主要な不動産市場は、新型コロナウィルス感染拡大の懸念が薄らぐ中、主にオフィスと産業用分野の需要に牽引され、継続的な回復を続け、景況感の改善と経済全体の見通しを強めました。
アジア太平洋地域の動向と主なレポートのハイライト
シドニーでは、従業員の出社を促す企業が増加するに従い、高級物件の需要が復活。メルボルンでは、機関投資家の関心が大幅に回復。オークランドでは、高品質の商業用や産業用物件、およびコアオフィス資産に対する需要が増大するとみられます。
中国市場では、投資家がオフィススペースやビジネスパークの需要拡大を牽引しています。
オフィスやリテールの取引は依然として低調ですが、投資家は、香港のホテル資産に着目し、安定した収入を上げる可能性があると評価しています。
シンガポールでは商業用物件に関心が集まり、投資家が力強く戻ってきました。
韓国では、取引は少なかったものの、大口取引がみられました。
日本では、J-REITによる持続的な関心がオフィス、住宅、物流セクターへの投資を促進し、健全なレベルを維持しました。
詳しくは、 日本語のレポートをダウンロードください。
本レポートの原文は、2022年4月27日付けで発表された「Colliers Asia Pacific Market Snapshot Q1 2022」です。