オーストラリアで発行されたレポート「メトロ(都市圏)オフィス2021年第1四半期リサーチ&フォアキャストレポート」を紹介いたします。
本レポートでは、オーストラリアの各都市のオフィス市場のパフォーマンスを概観するとともに、以下のような重要なテーマを取り上げています。
・分散化とハブアンドスポーク - テナントの再入居戦略において重要な役割を果たすと予測されていたこれらの入居トレンドは、12ヶ月前に予想されていたレベルでは実現していないことを、ディール活動が物語っています。
・移転の推進要因 - 従業員の人口構成、顧客や関係者の拠点への接続性、企業文化やブランド、企業の長期的な戦略や成長予測に適した立地条件などの要因が、依然としてテナントの移転を推進しています。
・中小企業の案件 - 1,000平方メートル未満のテナントが今期も堅調に推移したことは、これらのテナントがより機敏な性質を持ち、在宅勤務モデルへの移行が容易であることから、オフィススペースの賃貸に依然として投資しているという前向きな兆候を示しています。
首都圏の市場は、オフィス市場への資本投入が継続的に行われていることから、魅力的な投資対象であり続けています。