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世界の投資家の見通し | 2022年のアジア太平洋地域の不動産投資は格別な年になる

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世界的な資本流入の増加と楽観的な見方の高まりにより、地域の不動産投資が活発化


シンガポール、
2021129 ― 世界をリードする大手総合不動産サービス・投資運用会社であるコリアーズ(NASDAQ, TSX: CIGI)は、ロンドン、ニューヨーク、東京、シドニーなどの大都市圏の優良なオフィス資産は、その魅力を維持しており、来年も高い需要があると発表しました。コアおよびコアプラスのオフィススペースは、グローバル戦略上の上位選択肢であり、60%の投資家がこれらの資産を投資対象として挙げ、また、インダストリアル&ロジスティックス(I&L)資産は最も手に入れたい資産としています。
オフィスの魅力は、交通インフラが整備され、アメニティが充実している都市では、オフィス需要が継続するという認識だけでなく、大規模な資本投下が容易であるという点にあります。投資家の5人に4人(81%)が悩みの種としている建設コストの上昇は、新築、改築、改装プロジェクトを制限し、既存の優良なオフィス資産への需要を増大させる可能性があります。

コリアーズのグローバル・キャピタル・マーケット部門の責任者であるTony Horrellは次のように述べています。「2022 Global Investor Outlookによると、需要の先送りと取引の遅れが来年の勢いにつながると考えられます。しかし、投資家は、新たな規制や新型コロナウィルスの不確実性に彩られ、ますます複雑で競争の激しいマーケットに直面しています。このような状況の中で、ティア1都市のオフィスは、安全な資産として、魅力的な資金調達ルートを提供すると考えられています。」

アジア太平洋地域での不動産投資に注目が集まる年
アジア太平洋地域(APAC)では、新型コロナウィルスの影響で遅れていた野心的な計画を実行に移す準備をしている投資家が増えています。また、旅行やビジネス活動の回復に伴い、国境を越えた資本の流れも戻ってくると思われます。

アジアのキャピタルマーケット&インベストメントサービス部門のマネージング・ディレクターであるTerence Tangは、「アジア太平洋地域では、引き続き楽観的な見方が高まり、投資家はポートフォリオを拡大しようする強い意欲を持っています。取引量は新型コロナウィルス流行以前の最高水準にまで回復しており、資産運用のパフォーマンスも循環的に上昇しています」と述べています。
全体的に見て、インダストリアル&ロジスティックス資産は地域で最も人気のある不動産資産となり、2022年には、追い風と大規模な経済変革に支えられて、20%以上の投資家が付加価値のあるインダストリアル&ロジスティックス資産で10%~20%のキャピタル・バリュー・ゲインを期待しています。
シンガポール、シドニー、東京などのティア1都市では、地域の投資家にとって人気の高いアセットクラスであるコアプラスオフィスが引き続き大きな関心を集めています。回答者の63%がこれらの資産への投資を計画していると回答しました(昨年は54%)。
また、BTR(Built to Rent)と呼ばれる多世帯住宅も、コア・プロジェクトと開発プロジェクトの両方を対象とする投資家がおり、ますます注目を集めている資産クラスです。日本では、この分野が確立されており、古くから海外のコア・キャピタルを惹きつけてきました。一方、オーストラリアでは、この分野は開発機会のある新興の資産クラスです。
オーストラリア・ニュージーランドのキャピタルマーケット&インベストメントサービス部門のマネージングディレクター、
John Marascoは「BTRは、基本的に新しいインフラの開発に追随しており、これはすべてのアセットクラスで推奨している戦略です。政府が何をどこに建設するのか、土地の基礎知識を調べ、必要に応じて再利用できる資産に投資する必要があります」と、述べています。

リテールはオポチュニスティックであり、専門性の高い資産に関心が高まる
今回の調査では、投資家がリテール資産の価値を高めたり、再利用したりすることに大きな可能性を見出していることがわかりました。商業施設への投資を検討している投資家の約3分の1は、オポチュニスティック(用途変更を含む)な投資を目指しています。また、ホテルもオポチュニスティックな投資対象であり、38%の投資家がこのセクターに注目しています。ホテル、リテールともに、日本、オーストラリア、韓国などの国内市場が大きい都市では大きなチャンスがあります。
2022年には、データセンター、ライフサイエンス、ヘルスケアなどの専門性の高い資産が投資額を押し上げると予想されています。また、地域の主要市場であるオーストラリアが外国人観光客に開放されたことにより、学生用住宅も復活することが期待されています。
「アジアの多くのマーケットでは、テクノロジーの進化やヘルスケアのニーズがもたらす変化の中で、投資家が新たな成長とリターンの道を求めていることから、オルタナティブ資産への関心が今後も高まっていくでしょう」と
Tangは述べています。

投資家にとって重要性を増すESGへの配慮
本レポートでは、また、ESG(環境、社会、ガバナンス)への配慮が依然として重要であることを示しており、調査対象となったグローバルな投資家の4人に3人近くが環境要因を戦略に組み込んでいます。このような意図を持った投資への欲求は、資産の将来性を確保する手段であると同時に、気候危機への対応を求めるステークホルダーや社会からの圧力に応えるものでもあります。
また、APACでは、政府や企業のテナントがオーナーに格付けを上げるよう圧力をかけているため、オフィス部門でもESGがまもなく優先されるようになり、強い関心が寄せられています。

「Colliers 2022 Global Investor Outlook」について
コリアーズが毎年発表している「Global Investor Outlook世界の不動産投資家の見通し)」の第2版は、全世界の300人以上の投資家を対象とした集中的な調査と、コリアーズの各地域のキャピタルマーケットリーダーとの詳細なインタビューに基づいています。本レポートに掲載されている調査結果と意見は、これらの回答によって形成されています

Colliers 2022 Global Investor Outlook(和文)のダウンロードはこちらから